中国語ってどんな言語?英語と似ている?
~簡単な文法的特徴を解説します~

皆さんは中国語についてどういうイメージをお持ちでしょうか?

文字に漢字を使っている分日本人にも親しみやすいかも。
でも、何となく文章の意味がわかるような気がするけど、やっぱりよくわからない。

そうなんです。
中国語も外国語なのです。
文法も日本語とは異なりますし、同じ漢字を使っていても読み方が違うのはもちろんのこと、意味や書き方も異なる場合が多いのです。

そんな近くて遠い言語である中国語を本格的に学ぶ前に、まずはこの言語が何となくわかったような気になっていただけるよう、本記事では文字や文法の面から解説させていただきます。

中国語の文字

まず文字ですが、日本語と同じく漢字を使ってはいても中国語、それも大陸の中国語は新中国建国後に作られた簡体字で表記しています。
簡体字は従来の漢字の画数を大幅に省略して書きやすくした点が特徴です。

かと思えば台湾・香港・マカオでは簡体字の逆、つまり日本語の漢字より画数が多い旧来の繁体字が使われています。

例えば、こんな感じです。

日本語 中国語(大陸) 中国語(台湾など)
广

簡体字の中には過激に省略したものもあって原型をとどめておらず、字面で判断するのが困難な場合が多いことでしょう。
逆に繁体字は日本語より余計に画数が多くて悶絶しそうになります。

中国語の文法

そして中国語の文法ですが、これも日本語と異なります。
しかしその基本的な語順はSVO、SVC。
すなわち主語+動詞+目的語、主語+動詞+補語となります。

そう、英語と同じなのです。
例えば、
我认识他(私は彼を知っている)。

「我」が「私」、「认识」は「知っている」、「他」は「彼」を意味します。
「I know him」と文法の構造は同じでしょう?

また、英語の「is」のようなbe動詞にあたる「是」を使った文章は以下のとおりです。

他是美国人(彼はアメリカ人です)。
これも「He is American」と文法的には同じであることがお分かりいただけたと思います。

否定文はどうでしょうか?

我不认识他(私は彼を知らない)。
これは先ほどの「我认识他」の動詞V部分である「认识」の前に、「~ではない」を意味する「不」をつけて否定を表しています。
これも「I don’t know him」と同じですね。

しかし、全て英語と同じというわけでもありません。
上記の「他是美国人」の疑問文、
彼はアメリカ人ですか?と尋ねたい場合は、

他是美国人吗?
というように、「~ですか?」を意味する「吗」を文末につけるところなどは日本語にも似ていますね。

以上が中国語の大まかなあらましです。
他に比較級や接続詞を使った文法などもご紹介したいのですが、文字数の関係で省略させていただかざるを得ないのは断腸の極みです。

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著者プロフィール:橋本 健太/中国語翻訳者

名古屋外国語大学外国語学部中国語学科卒。2015年以来、特許および特許無効審査の翻訳、校閲を担当。中国語翻訳分野の専門は化学と電気。これまで、美術書や拘置所での書簡の翻訳も経験したこともあり、技術関連を中心に幅広い翻訳分野で対応可能な中国語翻訳者。
保有資格:中国語検定準1級、HSK6級