【個人向け】WeChat公式アカウント活用方法
WeChat公式アカウントとは?
中国SNSを活用しようとされる方ならご存知かと思いますが、WeChat/Weixin(ウィーチャット/微信)は、中国のテンセント社(腾訊)が開発したメッセージアプリです。
現在ではメッセージのやりとり以外に、決済など様々な機能を備えていることもあり、中国人の中では最もメジャーなアプリの一つといえます。
中国のとある調査(出典:行知部落)によると、なんと中国人の90.4%が利用しているとのことです。
そんな中国人向けのSNSマーケティングを行う上で欠かせないWeChatでは、企業や個人が公式アカウントを運営することができます。
公式アカウントは、ターゲティング広告や顧客ロイヤリティの向上などの効果が期待できるため、多数の中国企業に利用されています。
今日では日本企業も多数公式アカウントを運営していますが、これから参入するにあたり顧客向けに発信する上でどんなことに注意すれば良いのでしょうか。
また、すでに参入済みの大手企業に対抗する方法はあるのでしょうか。
今日は個人でも運営できるWeChat公式アカウント活用方法についていくつかのノウハウをお伝えします!
皆様のヒントになれば幸いです。
WeChat公式アカウントの種類
公式アカウントには大きく分けて3種類あります。
- 服务号(サービスアカウント)
- 订阅号(購読アカウント)
- 小程序(ミニプログラム)
各サービスの紹介
出典:テンセント公式HP
フォロワーを増やすための方法
今回は主に個人が订阅号(購読アカウント)のフォロワーを増やすためのコンテンツの工夫ポイントについてまとめます。
テーマ
読まれる記事にするには、記事の物語性もしくは有用性を意識しましょう。
言い換えれば、良い話をするか、知識をもたらすかのどちらかです。
ある方面で十分な知識を持っていて、他より多くの情報を提供することができるなら、当然クオリティの高い記事になります。
クオリティの高い記事を発信し続けることで、より多くの読者を惹きつけることができます。
レイアウト
魅力的な発信にするためのレイアウトの注意点です。
全体的なスタイルを統一する
統一された組版(文字・図版・写真などの配置)は非常に重要です。 毎日たくさんの発信がある中で読者に覚えてもらいたいのなら、毎日統一感のある発信を心がけましょう!
- まず最初の部分にフォロー/パーソナルブラドロゴなどを載せます
- 文章は読みやすく(後述します)
- 記事の最後に、著者の紹介や「いいね」などを配置します
- 最後にフォローするQRコードを配置します
全体的なスタイルを設定したら、それをテンプレートとして設定できます。投稿するたびにメインテキストをセットするだけで済みます。
具体的なレイアウト注意点
カラーマッチングの要点:色の組み合わせは3色を超えないようにしてください。過度に明るい色は避けましょう。メインカラーを統一することをお勧めします。
本文は14px〜15pxか適しています。記事の単語数が少ない場合は、16pxでもいいでしょう。
タイトルは通常、18pxまたは20pxで、その他注釈などは 10pxまたは12pxを使用することをお勧めします。
WeChatの記事の文字数に制限はありませんが、読みやすい記事にするために、1000〜3000字の範囲にするのが適切です。
長くても8000字を超えてはなりません。
記事の文字数が多くなってしまう場合は、複数回投稿に分けることでユーザーを引き付けることができます。
その他
フォロワーを増やすためには、定期的な記事の更新が必要です。更新が少ないと飽きられてしまうからです。
まずは 辛抱強く、約50の記事を更新する必要があります。
他のSNSからフォロワーを獲得したい場合は、知乎、小紅書、豆瓣をお勧めします。
他にもいくつか中国SNSプラットフォーム はありますので、なるべく複数プラットフォームで宣伝することがお勧めです。
自分と同じ領域のアカウント、自分よりフォロワーの多いアカウントと相互フォローすることで、より多くのユーザーの目に触れるチャンスが増えます。
フォローされた際、フォロワーに対して自動返信機能があるのですが、そこで下記のような紹介があると良いです。
- 自己紹介
- このアカウントから何が学べるか
- 個人のWeChat ID(今後のビジネスや協業の際に役に立ちます。)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
中国のSNSでフォロワーを増やす方法なんて、全く見当がつかないと思っていた方にとって、何かヒントになりましたでしょうか。
日本のSNSでも同じ手法も通じますので、まずはアカウントを開設したらどんどんいろんな方法を試してみましょう!
執筆者プロフィール
中国蘇州大学卒業。日本語検定試験1級(N1)取得
これまで、官公庁をはじめ、大手企業、芸能プロダクション等の数多くの中国SNSアカウント運用を担当。 ゼロイチのSNS運用スタートから、フォロワー数30万人増加、 年間1億円を超える売り上げ達成など多くの運用成果をあげる。
運用面では、微博、微信、抖音、快手、小红书などのメジャーな中国SNSプラットフォームをはじめ、数多くの中国SNSアプリに精通している。